理想の働き方を求めてWebデザイナーになった私。でも現実は甘くなかった

Webデザイナー

仕事をいますぐやめたい。今の仕事があっていないかもしれない。キャリアチェンジってできるの?

私は医療関係の仕事から、全く違う業種であるWebデザイナーに転身しました。
それでも、私はキャリアチェンジをすることができました。

「仕事を変えたいけど怖い」
「今の働き方が合っていない気がする」
「でも何が自分に合うのかもわからない」
そんなふうに感じている方に、ぜひこの記事を読んでほしいと思っています。
迷っていても、一歩踏み出せるヒントになるかもしれません。


転職を4回繰り返してきた私のキャリア

私はこれまでに転職を4回しています。
その中には、医療関係の仕事からWebデザイナーへのキャリアチェンジという大きな転身もありました。

なぜ、私がWebデザイナーを目指したのか。
それには、いくつかの理由がありました。

  • 在宅ワークをしてみたかった
  • 医療関係の仕事を長く続けられるイメージがなかった
  • 猫と過ごす時間を増やしたかった
  • デスクワークに憧れていた
  • 副業ができるスキルが欲しかった
  • 自由な働き方を手に入れたかった

こうして私は、思い切ってWebデザイナーの道へと進むことにしたのです。


1社目:理想から外れていった働き方

未経験でWebデザイナーとして雇っていただけた1社目。
同じ部署の人たちも良い方ばかりで、環境には恵まれていたと思います。

ですが、私が本当に望んでいた“在宅ワーク”と“フレックス制度”
それが、私の入社後すぐに、どちらも無くなってしまいました。

  • 在宅ワーク → 「原則全面禁止」へ(私が入社した直後にルール変更)
  • フレックス制度 → 数ヶ月後に廃止

それでも「未経験なのに雇ってもらえたし…」と我慢して続けていましたが、
気づけば私がWebデザイナーになった理由そのものが消えていたのです。

そして8ヶ月で、その会社を退職しました。


2社目:念願の在宅ワーク。でも現実はまた厳しかった

次に入社したのは、週1出社・それ以外は在宅勤務OKという会社。
ついに理想の「在宅ワーク」が叶った!と思いました。
ただし、フレックス制度はありませんでした。

でも、私にとってはこれで十分でした。
通勤時間がなくなるだけで、生活に余裕が生まれると思っていたのです。

しかし、そこでも新たな壁がありました。


デザイナーは私ひとり。誰にも聞けない孤独

入社前、「Webデザイナーは1人だけ」と聞いて不安もありました。
でも「今後増やしていく予定」「業務委託の方もいるから聞けるよ」と言われ、入社を決めました。

…けれど、実際は人員が増えることはなく、
業務委託の方も私が慣れてきたタイミングで徐々にフェードアウト。
聞きづらい雰囲気もあって、私はだんだん“ひとりで抱え込む”ようになっていきました


人が次々に辞め、業務が雪だるま式に増えていく

私が入社して間もなく、同じ部署の方が辞めました。
その業務の一部を私が引き継ぎました(デザインとは関係ない業務です)。

そしてしばらくすると、上司も退職。
もちろん上司の仕事をすべてできるわけではありませんが、
気づけばその人がやっていたような事務作業や連絡業務を私が担うようになっていたのです。


デザインもそれ以外も。押しつぶされそうになった日々

私は薄々気づいていました。
自分は、実はそこまでデザインが得意じゃないかもしれないって。

でも、それでもやりたかったからこそ選んだ道だったし、
苦手でもがんばろうと思っていました。

でも、業務が増え、プレッシャーが重なり、
そして自分のキャパを超えていたことに気づけないまま、
心と体がどんどん動かなくなっていったのです。


整えたいのに、整えられない。そんな毎日だった

デザイン業務だけでなく、パソコンの中も頭の中もごちゃごちゃでした。

  • Chromeのタブは開きっぱなし
  • メモはどこに何があるかわからない
  • 「いつか整理しよう」と思っても、その“いつか”は来ない

気づけば、仕事も心も生活も、整理できないままどんどん苦しくなっていきました


おわりに:キャリアチェンジして気づいたこと

頑張っても報われない。
「いつかは楽になるはず」と信じて働き続けている。
でも、気づけば毎日が苦しくて、未来も見えない——

そんなふうに感じている方がいたら、
何かひとつ行動してみることで、未来は少しずつ変えられるかもしれません。

私は「未来のために」と思ってずっと頑張ってきました。
けれど、どれだけ頑張っても、理想と呼べるような環境にはなかなか出会えませんでした。

だからこそ今、私は「頑張りすぎないで、自分に合う環境を選ぶ」という視点を大切にしています。
もしあなたが「働き方を見直したい」と感じているなら、それは自分の心のサインなのかもしれません。

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